
★アランカール
7月5日・福島5レース 2歳新馬 芝1800m

■1番人気・1着■ ローカル牝馬限定戦のメイクデビュー戦もクラシックを少なからずも意識した1800mの距離に7頭立てと少頭数ながら素質馬が登場。初陣に注目が集まり1.3倍の断然人気に推されたが、期待に応える圧勝でデビューVを飾った。序盤は後方に待機も向こう正面から徐々に進出を開始し、3コーナーでは3番手まで上昇。直線に向くと早々と先団を捕えて先頭に立ち余裕十分に後続を4馬身千切る圧勝であった。メンバーに恵まれた印象で時計的にも目立つものはないが、暑いなか輸送をクリアして終始余裕ある走りっぷりには高評価を与えたい。母は2016年にオークスを制したシンハライト。5戦4勝ながら早期の引退を余儀なくされた母からはクラシック参戦馬は誕生していないが、4番仔となるエピファネイア産駒のアランカールはクラシックを意識させる勝ちっぷりを見せている。今年のダービーを制したジョッキー×調教師のコンビとともに出世街道を歩めるか注目していきたい。
★エマヌエーレ
7月5日・函館11レース TVh杯 3歳以上3勝クラス 芝1200m

■10番人気・4着■ 前走9着に敗退し大きく人気を落していたが、舞台適正を感じさせる走りで少差の4着に好走した。好スタートから序盤は先行集団直後に付け、いつもより前目でレースを進める。追走に余裕はなかったものの4コーナーでは先団に出来た壁の直後からスパートを開始し、狭い馬群に入って追い辛いシーンはあったがラストまでしっかり伸びて0.3秒差の4着に好走した。桜花賞にも駒を進めた3歳馬のナムラクララをはじめ3頭の牝馬に先着を許したが、牡馬では最先着し斤量増にも対応している。以前は1400~1600mを主戦場としていたが、4走前に初の1200m戦でタイム差なしの2着など3戦を2・4・4着と少差に好走しており、1200m戦への適正を十分に感じさせている。強烈なキレ味は不足しているが安定感ある末脚を持っており、ある程度の位置でレースを進められた今回の走りは今後に繋がりそうだ。重たい馬場には不安を残すも良馬場なら新潟・札幌・京都・阪神・小倉と舞台を問わず好走歴があり、開催替わりで馬場コンディションが合いそうな札幌の短距離戦でさらなる前進が見込め、穴馬として十分狙い目が立つ。
★マナエトレ
7月6日・小倉2レース 3歳未勝利 ダート1700m

■13番人気・2着■ 残り2カ月を切った未勝利脱出への生き残り戦で、既走馬相手の初出走+厳しい流れのなか2着と健闘した。追い切りでは追うごとに上昇していたが、大型馬の初戦は不利に加え初戦としては厳しい多頭数の最内枠とメンタル面も試される初陣で13番人気の低評価となっていた。未勝利脱出を懸けた一戦は序盤からペースが上がりラスト3Fは13.4-13.9-13.5秒とかなりの消耗戦となったが、初出走ながら徐々に馬順を上げ長く脚を使って2着争いを制した。直線でも他馬に寄られて進路を替える不利があり、厳しい条件のなかゴール前で勝ち馬に唯一迫った走りは大きな評価が与えられる。ダメージが残らず順調に仕上がれば次走での勝利に期待できそうだ。
★ダノンフェアレディ
7月6日・小倉7レース 3歳以上1勝クラス 芝1800m

■2番人気・1着■ 新馬戦でクラシック出走馬とのマッチレースを制した素質馬が1年1ヵ月ぶりの勝利で復活を果たした。デビュー戦で後にフィリーズRを制し桜花賞でも6番人気に推されたショウナンザナドウと後続を7馬身引き離すマッチレースを演じて初陣を飾ったが、その後は左前肢の種子骨靭帯を痛め8カ月の休養を余儀なくされた。復帰戦となったエルフィンSでは1.9倍の断然人気に応えられず、続く忘れな草賞も4着に敗れクラシック参戦は叶わなかった。今回は3カ月の休養明けで+20キロと十分に成長した姿を披露し、2番手追走から余裕十分に上り最速をマークする完勝で久しぶりの勝利を飾った。牝馬限定戦の1勝クラスと相手関係は楽であったが、秋に向けて価値ある1勝となったのは確かである。秋華賞参戦までの道のりは険しいが、トライアル戦までの厳しいローテーションを克服し大舞台に挑めるか注目していきたい。
★ヤマニンアンフィル
7月6日・小倉11レース 北九州記念(GⅢ) 3歳以上オープン 芝1200m

■8番人気・4着■ 3連勝で重賞初制覇を果たしたヤマニンアルリフラは今後の短距離界新星誕生を感じさせたが、姉のヤマニンアンフィルもスタートの不利を克服して4着まで追い上げている。一時の不振から脱して前走で3勝クラスを卒業し、連闘策で弟とともに重賞初挑戦の舞台に立っていた。6歳牝馬での重賞初挑戦でハンデ53キロと軽かったものの、スタートで頭を振って落ち着かず大きく立ち遅れ、スタート直後は馬群からただ1頭3馬身程遅れポツンと最後方を追走。2F目から10.2-10.7秒のハイラップを最内から追い上げて馬群に取り付き、4コーナーでは手応え十分にスペースを探していた。馬群に突っ込みながらスパートを開始すると先団との差をジリジリと詰めてしっかり伸び勝ち馬とは0.2秒差、3着馬とはクビ差の接戦に持ち込み、大出遅れとハイラップ戦で好走し、重賞でも通用する走りを披露した。重賞初制覇を飾ったアルリフラは2歳下の弟で、1世代下にはデビューから5連勝でダートの怪物と騒がれたウルスがいる血統で、4世代がオープンまで出世している優秀な母系である。弟の重賞初制覇口取り式に参列した姉の姿は印象的で、芝短距離戦で頭角を現してきた弟と、6歳にして本格化気配の姉。今後もこの姉弟の活躍に期待していきたい。
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